【受験校を決めるとき】合格の可能性はどうやって判断するのか

入試に関すること

公立高校は1校しか受験できず、基本的には「合格=入学」が前提だ。

だから、最終的にどこを受験しようか迷う子もいるよね。

私立の合格状況と照らして、チャレンジしてみようとか、確実な公立を受験しようとか、いろいろだろう。

先週末から今週にかけて、1月に受験している「Vもぎ」「Sもぎ」などの模擬試験や、中学校で受験した実力テストの結果が返却されて、その結果で一喜一憂している人もいるだろう。

で、「合格の可能性」について。

これについてはアドバイスする人によって物差しが異なってしまうから、「これだ!」というものはない(と思っている)んだけど、

一般論的には、
◎直近の模擬試験や実力テストの結果
◎過去問を真剣に解いた時の得点の状況
が参考になるというのは間違いない。

ただ、模擬試験については「たまたまできた」とか「この日は体調が悪くて…」とか、出来不出来の波もある。

そこで、特に注意したいのは、「最大瞬間風速」(=これまでの最高偏差値)で判断することの危険性だ。

「11月の模試で一度だけ偏差値65を取りました。県立柏高校に合格できますよね?」

と言われても、それは簡単にイエスではないよね。

他の模試はどう?
平均の偏差値は?

ってなる。

模擬試験の結果にはこれまでの平均値も出ているから、どちらかと言えばそれを重視した方が確実性は上がるというのは、やはり言うまでもない。

プラス進研でも、昨日最後のSもぎを返却したんだけど、
「えっ?」
「なんで?」
って思うくらい偏差値が爆上がりしてる子が複数いたんだ。

もちろん、冬休みに一生懸命がんばったのかもしれない。
けどね、12月から1月の1か月で、偏差値が爆上がりするなんてことは本来はない訳で。
この辺は冷静に判断する必要があるよね、と思っている。

たまたまできた、悪かったで簡単に判断するのではなく、
◎模擬試験や実力テストであれば、最低でも直近3回(11月~1月)の平均値
◎過去問であれば、直近3年分の得点

このあたりを参考に判断すれば大きく間違えることはないはずだ。

ちなみに、プラス進研では公立受験者全員の「合格可能性判定表」を作成して、塾・受験生・保護者で共有していくので、そちらを参考に最終判断してもらえればと思う!

自慢する訳じゃないけど、この判定表はとっても優秀。
だから、「×」がつくとほぼ絶望……
ではあるのだが、それは現実として受け止めて欲しいし、仮に「×」の学校に奇跡で合格するようなことがあっても、進学後にさらなる絶望が待っている。

つまり、僕から言わせれば「×」がつくような学校を受験するというのは、
ハッキリ言って「考え直すべき」と警鐘を鳴らしているんだよね。

もちろん、最終的にどこを受験するか決めるのは、本人と家庭だから、それ以上は何も言わない。

けど、心の中では「あーあ、僕は知らなーーい」って思っているのである。

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