【志望校選択】高校受験に親はどこまで介入してよいのか

塾講師として思うこと

中学受験は親の受験と言われる。
まぁ、受験するのが小学生だから、主体的に学校を選んで受験するのは
難しいだろうし、親が情報収集などに奔走する必要性は高い。

では、高校入試はどうか?

まず結論から書くと、「本人の受験」というのが僕の主張。
中学3年生(15歳)にもなれば、自我も芽生えるし、「やりたいこと」を
自分で見つけられるようにもなる。
だから、基本的には「自分の意志で決める」ということが大切だ。
何も考えず親の敷いたレールの上を走っていてはならない。

高校受験における親の役割は「出資者」(=応援団)である。
本人が悩んだり困ったりしているときに様々なアドバイスを与えてサポートする。
そして必要な資金を準備したり、事務的手続きを行う。これでいい。

これも過日、私学を訪問した時の話。

連絡協議会で調査したアンケート結果を先生方と共有しながら、
今年の受験生の動きを予測したり考察したりもするんだけど、
今回、どの高校でも話題になるのが「付属校」の人気だ。

協議会の調査では東洋大牛久や土浦日大を第一志望にしている受験生が非常に多い。
別に、これがすべて悪いことではないと前置きしたうえで、今回は書いていく。

この状況を見たある私学の先生は、『違和感』を隠さなかった。

どうして(千葉県外の)茨城の私学がこんなに人気があるのか?

ほかの私学と違う点を考えれば、「有名大学の附属校」であるということ。
すなわち、その高校に進学すれば、大学進学に際しても安心度が高い。

でもね、この点を最重視して志望校を選ぶ「中学生」が、そんなにも多いのか?
という疑問も同時に浮かぶわけだ。

先生は言った。

「これは、高校受験の学校選択に親が介入しているってことですよね」

そこから、その子たちは「学校に惚れ込んで」選択している訳ではなく、
親が良い(安心)と考えている進路に身をゆだねている状態だ

と問題視。

さらには、

保護者も学校のことをきちんと理解していない可能性が高く、
最終的に高校生活でミスマッチが起こる

って話に。

これは私学にも公立にも(=高校教育全体に)恵みがないし、
何よりも子どもたちにとって良いことではないと。

自分で「行きたい!」と惚れ込む学校を見つけて受験する

それが私学ならば、「学校への理解」を深めて、「より好きになって」受験してほしい。

これがこの先生の思いだ。
同じように考える教員は多いだろう。

迷った時は親のアドバイスをありがたく受け取って、
それらを参考に、「最後は自分で決める」

親はあくまでサポーターとして、出資者として、
アドバイスを送りながら、子どもが「自分で決断」できる環境を整備する。
(これは学習環境も含めてね)

これで十分だし、これ以上はない。

親の敷いたレールの上を走らせようなんてかりそめにも考えてはならないし、
恣意的に自分のレールに誘導していることを、子が気づかれぬまま、思うように操ろう
なんていうのはもっての外で、人の風上にも置けない極めて愚かな行為だと思ってもらいたい。

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