読むこと書くことアナログは大事

勉強に関すること

今日は市川高校に訪問させていただいた。

たっぷりとお時間をいただき、非常に有意義な時間を過ごすことができた。

さて、あこがれる受験生が多い市川高校だ。

もちろん、来年の企画についてのご案内で伺っている訳だけど、せっかくお時間をいただくのだから、最近の学校はどのような様子なのかもうかがってみた。

本当に最近の話で、中学2年生は京都奈良の研修旅行があったそうで、先生も引率されたとのこと。

公立の中学校では中学3年の修学旅行先だけど、市川中学校では2年生の秋に訪れるそうだ。

今年はちょうど3連休に重なって、観光客も非常に多く、さすが京都という状況だったようだ。

また、今月中に中学3年生も研修旅行が予定されていて、長崎or広島をクラスごとに選択するとのこと。

どちらが人気なのか尋ねてみたら、ほぼ半々らしい。

面白い話が、各クラス担任の先生にも『こっちに行きたいな…』という思惑もあるようで、生徒たちが先生の希望先を選んでくれるかどうか、ドキドキしているとのこと。

高校の修学旅行についても聞いたみると、今年は沖縄に行ったとのこと。

コロナ前はシンガポールなど海外に出ていたのだけど、コロナで休止してからは、なかなか復活できないのだとか。

これには裏事情もあって、コロナが落ち着いて海外に出ていきたいのだけれど、現状の円安では旅費が高騰してしまい難しいと。

そんな学校側の配慮もあって全員の海外研修はしばらく難しいかもしれないということだ。

ただ、保護者からは「お金がかかっても海外研修を」と望む声も根強く、希望者対象の海外研修は毎回選考が大変なのだとか。

ホームステイが中心なので、全員の希望を叶えるのはなかなか難しいようだ。

でも、機会を多く設けているので、コロナ禍にまったくできなかったことを考えれば、だいぶ復活したと言っていいんじゃないかな。

勉強の話にもなって、最終盤にうかがえた話。

市川中学校は昔から「読書の市川」と言われるほど、本を読むことを重視している。

その象徴はやはり「第3教育センター」と名のついた「図書館」だ。約13万の蔵書がある。

そんな恵まれた環境を最大限に生かして、授業では読書やレポートも課題になるそうだ。

その流れで、最近の子は「漢字が読めない」「言葉を知らない」「読書量が少ない」という話題になって。

毎日のようにこの話題になるね。

学校の先生方も痛感し苦労されているのがよくわかる。

で、市川中学校では中学2年生までは基本的に「デジタルデバイスの使用は禁止」とのこと。

わからない言葉や英単語は「紙の辞書」を引いて調べて、レポートなどの提出も「すべて手書き」なのだと。

やはり、「自分の手で書く」ことが大切で、そこから思考も育つという考えが根付いているのだ。

で、きちんと「紙の辞書」や「手書きのレポート・作文」を仕上げられるようになったら、デジタルデバイスを解禁していく流れになっているとのこと。

さすが市川だよね。

私が塾で3つのキーワードを使った「短文作成」を毎日の課題にしていると話すと、そういう取り組みの1つ1つが効果的だと思うとおっしゃっていただくことができた。

アナログなんて古くさいとか、今は令和だとか、時代が違うとか言うけれど、昭和の人間たちの方が世界的な視点で考えてもよっぽど賢かったことは紛れもない事実だ。

学力向上のカギは「漢字」「語彙」「アナログ」

今日もたくさんの良い話に触れることができ、心からありがたいと思う時間であった。

ありがとうございました!

市川高校の立派な校舎。正面玄関の右奥に「第三学習センター」がある。

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