【塾講師として】保護者に謝らなくちゃ…と思うとき

塾講師として思うこと

これ、大手塾の場合は

「生徒が志望校に合格できなかったとき」

なんだろうと思う。
(心の中はノルマ達成できなかった…!査定が… だろうけどね)

僕も、若い頃はそうだった。(別に大手塾でもないのにね)

講師になって10年、教室長になって、5,6年くらいかな…。

合否の結果が総てだとかんがえていた。

でも、最近はそうじゃない。

明らかに違う。

そうじゃないと、たくさんの保護者に教えていただいたから。

ここ数日も、受験生の保護者のみなさんと連絡をとっている。

そこで垣間見られる親心?だと思うんだけど、

みなさん、同じことをおっしゃる。

「結果はともかく、悔いが残らないように頑張ってほしい」
「本当に合格したいのか、その気持ちを行動で見せてほしい」

本心だと思うんだ。
(何度も書くけど、親でない僕の想像の域を出ない)

もちろん、塾講師としたら結果は大事だ。

実績は「目に見える」からね。

ただ、それ以上のものを親は見出しているのではないかと感じるのだ。

そう「子どもが頑張って勉強する姿」が見たいのではないかと。

努力したって届かないものがある。

これは、大人なら実体験で経験済みだろうし、

その経験も、長い人生では貴重な財産になるからね。

きっと、そこに1番の価値を見出されてはいないんだろうと。

だから、僕が申し訳ない気持ちになるのは、

「一生懸命に勉強する姿を保護者に見せることができなかった時」

これである。

たとえ、第一志望になんとなく合格してもだ。そこに大事な学びが欠落していると思うから。
それに、そういう子って最終的な保護者の満足度は低かったように感じている。

たとえ不合格であっても、高校受験でうまくいかなくても、

「そこでしかできない経験ができて子どもの(家族の)財産になった」とか、

「とにかくやりきった」思いの強い子の方が、

卒業後まで本人も保護者も連絡をくれたりするもんだ。

高校受験は長い人生で1つの通過点に過ぎないけれど、1人ひとりの子どもたちにドラマがある。

実際のテレビドラマとかは、ハッピーエンドが多いけれど、そうでないドラマもある。
むしろ、そうでないものの方が心打たれることも多いように思うのは僕だけか?

しかし、どんなドラマであっても、視聴者のこころを打つドラマなら立派な成功作だ。

「子どもが主役のドラマ」
その物語を視聴者である保護者に感動していただけるようにメイキングすることが、
僕たち塾講師に寄せられている一番の期待感なのではなかろうか。

僕はそれに応えられるドラマプロデューサーでありたい。

そんな訳で、
もし、受験の合否だけがすべてだと思うのなら、プラス進研には通わない方が良いだろう。
いらしていただいても、こちらからお断りする。

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