この時期の受験生に親が言ってはならないこと

塾での指導

さて、冬休みに入って、受験生は追い込み真っ只中だろう。

プラス進研は明日から冬期講習に入る。がんばろう!

この時期に、保護者が言ってはいけないこと、言ってほしくないことについて書いておこう。

念のため先に書いておくけど、僕は講師になった時から

受験は受験生のためのもの

家庭にとっても一大イベントだけど、

やはり受験生の人権(意志)が最大限尊重されるべきもの

だと考えている。

つまり、親や学校の先生が何と言おうが、意見が食い違えば最大限受験生の味方だ。このスタンス崩したくないし崩さない。

で、本題の「言ってほしくないこと」ね。

「うちにはお金の余裕がないから公立しか行かせない・行かせられないからね」

「弟妹がいるんだから、あなたは公立に行くんだからね」

これだ。

本当に腹が立つ。

要は「経済的理由を盾にして、公立進学ありき」と伝えるというもの。

保護者からすれば真っ当な論理だって思うかもしれないよ。

だけどね、今じゃない。

受験生が一生懸命がんばっている今じゃないでしょ。

この大事な時期に、無駄なストレスやプレッシャーを家族が与えてどうするんだ?

って、心の底から思う。

それにね、これは塾に通っている子という前提がつくけど、

受験準備で塾に1年間、3年間、通わせるだけのお金があるなら、私立に普通に通えるからね。

多くの受験生が通っているであろう大手塾。

中3なんか年間80万円以上かかってるはずだよ。高いところじゃ100万かかる。

はたまた、個別指導塾で5教科受けたり費用をかけてる人なんか200万近いんじゃないか。

ちなみにプラス進研も90万近くかかる。

塾って決して安くないから。

ね、塾に払う金があって、高校に払う金がないってどういうこと?

って、思うわけよ。

さらに言えば、今は「就学支援金」なるものが充実していて、

保護者世代が私立高校に通ったころとは状況が違う。

私立に通うハードルは相当下がっているはずなんだ。

「公立なんだからね」

って言って、勉強させようとする親心なのかもしれないけど、

相手はまだ15年足らず生きただけの中学生よ?

ほとんどの子にとって、「迷惑千万」「百害あって一利なし」だから。

とにかく、勉強に集中できる環境をつくる

それがこの時期に家庭でできる唯一のことだよ。

見守るのもストレスかもしれない。

だけど見守るしかない。

受験生は、見守る人以上のプレッシャーやストレスを抱えて今を生きてるんだからね。

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