今日は、夕方に春期講習から入塾希望の方との面談があって
年間の総費用が知りたいとのことで、見積もりを出したんだ。
塾は決して安い契約ではないし、
その中でもプラス進研は決して安いとは言えない塾だと思うから
トータルでいくらかかるのか、お知らせすることは大切だよね。
希望されればいつでも出せるようにしてあるから、
(基本的な年間費用は年度初めには決まっている)
いつ、いくらかかるのか、も併せて案内したんだよね。
すると、数時間後に、連絡があって、
「年間の費用を一括で支払いたい」
とおっしゃるのだ。
これは経験のないパターンだったので、多少なりとも驚いた。
で、電話口のお父さんにいろいろとお話を伺ったところ、
「決して安い買い物ではないからこそ、
通う子どもはもちろんだが、親も覚悟を決めたい。
生半可な気持ちで通うのではなく、
きちんと結果を出すんだ、という気持ちで。
大人になったら、プロセスよりも結果で判断される
それが社会というものだ。
子どもたちにもそれを感じて塾に通ってほしい。
だから、毎月ダラダラ払うより、覚悟を決め、一括で支払いたい」
『年間でかかる費用を知ることは大切だ』
くらいの気持ちで考えていた僕にとっても、なかなかの一撃だった。
そして、自分を恥じたね。
親子の愛情と感謝と言うもの、山よりも高く海よりも深い。
同時に、僕には知りえない、『親たるものの覚悟』を教示いただいた感謝と、
身の引き締まる思いとが混ざり合って、なんとも言葉にできない気持ちにさせられた。
ちなみに、年間一括支払い、OKにした。
お支払いいただくタイミングの問題だけで、総額は変わらないのだから問題ない。
システマティックに、
「毎月のお支払い何ですぅー」
なんて言わないよ。
でも、一括だから割り引くとかそういうのは一切ない。
こういうことも含め、小回りがきくのが個人塾のメリットだもんね。
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