【自分を客観視する】目標設定には自己分析能力も必要

勉強に関すること

定期テスト対策期間が始まって、子どもたちはまず目標設定も行ってもらった。

子どもたちが設定した目標について、1人ひとり呼んで「いいね!」とか「こりゃ無理だ」とか言うことは一切ない。

終わってみた時に、自分が設定した目標値が適正だったのか、自分自身で検証すればいいだけの話だ。
大人が寄ってたかって「あーだのこーだの」いう必要ないと思っている。

さて、その目標設定についてなんだけど、これって意外と難しいものだと思うんだ。

なぜなら「自分を客観視する能力」を求められるから。

これはあくまで僕の考えとしてだけど、「目標」=「夢」ではないから、
がんばって「実現可能」かどうかギリギリのラインに設定するのが良いと思うんだ。
それが、「努力の継続」ができる一つのモチベーションにもなるからね。

で、現状の自分を分析して、「実現可能」なものなのかどうか判断する必要がある。

たとえば、今までの定期テストで平均すると350点の子が、目標を430点とかにするのはちょっと現実的じゃない。その80点ジャンプと言うのは、1教科にならすと14点。定期テストは1問当たりの配点も低いから、なかなかに厳しいものと言える。

具体的に考えると、国語の漢字で20問あって今まで4問正解の子が満点を取るくらいの計算だ。ちょっと苦しいかな…と思うはず。

あと、現時点での自分の理解度・到達度の分析。

これは最近の学校の授業で、どのくらい理解できているかで考えると良いのではないかな。

最近の授業内容は「完璧」くらいの感触があるのなら80点以上を狙えると思うが、
たまに聞く、「先生の言ってることの意味が分からない」とか、「何をしているのかわからない」みたいな発言をする子に関しては、80点以上はもはや「夢」である。

夢と言うのはどんな状態かって、逆立ちをいままでできたことの無い子が、明日にでも逆立ちでフルマラソンを走破すると言っているようなもの。つまり非現実的ってこと。

目標と言うのは、逆立ちのできない子であれば、「逆立ちを壁から離れて5秒以上できるように」とかそのくらい現実的なものからがいい。
いきなり42.195キロ逆立ちで歩け!と言われたら「どーせ無理だし」となるけど、「壁から離れて5秒」できたら「次は10秒」としていった方が、努力が継続できるってもんだ。

ということで、目標設定には自己分析(自己の客観的把握)が必要不可欠って話でした。

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