今日の中3数学。
月曜日だし、たいていは前回までの復習から始めるんだけど、気になっていることがある。
ホワイトボードに書かれた問題を写して解こうとする。
そのときに、前回のノートを見て解き方を確認?思い出す?人がちょっと多いんだよね。
ちなみに、これは中3に限らず、どの学年にも言えること。
そんなに復習問題で難しいものは出していないんだよ。
テキストの例題とか確認問題レベル。それなのに…。
僕の数学授業は、基本的な理論とか考え方、解き方を学ぶことが中心になっている。だから、授業中に解くことが出来る問題数やバリエーションには限りがある。
そこで、その日に取り組んだ内容は課題範囲として明示している。そんなわけだが、何ページを何問解きなさいとか、ページ数や問題数の指定まではしていない。
これは、授業中にも話したことがあるけど、人によって必要な問題数は違うんだから、「自分で(自信をもって)できる!」というところに到達するだけの問題数を取り組んでくれればいい。
つまり、その境地に至るまでに50問必要なら50問以上に取り組めばいいし、200問必要なら200問以上取り組めばいい。
しかし、さっき書いたように、「前回の授業ノートを確認しながら」解いている子は、基礎の理解が甘い状態で問題練習に進もうとして、その境地に至ることがない(自信を持てない)まま授業に参加しているのではないかと思う。
で、とにかく理解度を上げるために必要なステップは、いつも言っていることだけど、
1、授業内容の復習。(同じ問題に自力で取り組んでできるかの確認)
2、「1」がスラスラできないなら、授業動画で再度確認
3、もう一度、地力で「反復」
4、テキストの該当範囲を解く(まずは例題から確認問題へ)
5、スラスラ解けないものは反復
6、基礎が固まってきたらさらに練習➔反復
とにかく「1」が大切。
自分で自分に解き方や考え方を説明する(セルフレクチャー)ができるかどうか、それで判断するのも良いだろう。これが不十分な状態でテキストの問題練習に取り掛かってもうまくいかない。
ちなみに、問題練習については、数学は塾から2冊のテキストを渡している。
確認問題レベルだけでも、この2冊にしっかり取り組めば、相当な練習量になるはずだ。
ちなみに、スラスラできるというのは、問題を見たら瞬時に「自分の名前を書くレベル」で解き進められるような状態のこと。
これを意識していけば、勉強のスピードも上がるし、スピードが上がれば反復数も問題数も必然的に増えていく。そして、より効率よく学習を回せるようになるはずだ。
最初は時間がかかってしまうのかもしれないけど、その時間をかけてでも「基礎」(授業内容)をしっかり理解して問題練習に進んでもらいたい。
基礎の理解が完璧でないのに、問題練習を積もうとすると、逆に時間もかかるしストレスも大きくなるんだよ。
授業動画はただの記念品じゃないんだから、飾って満足していちゃいかんのだ。
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