たしか、千葉県には全日制の公立高校って125校(県立117校、市立8校)あったと思う。
ちょっと、記憶が定かじゃないんだけど、そのくらいだった気がする。
千葉県は広いよ。南北にも東西にも。
北西部のように人口過密地域もあれば、東部の太平洋沿岸や南部の半島地域のように、過疎という課題に直面している地域もある。
それは重々承知している。そのうえでの話。
70校100学科(くくり募集は1学科カウント)で定員割れって、ちょっと異常じゃないか。
そのうち39校は1~4学区、つまり北西部にある高校だ。
過疎だから定員割れもやむを得ないとか、そういうことじゃないでしょ、これ。
しかも、定員割れも0.9倍とかで”あと少し”ってところもあるけど、
都市部にあって0.5倍にも届かないとか、すごいことじゃないかと思う。
ここ数年、そんなことが続いている。これを県教委はどう考えているのか。
問題意識がないなんてことはないと思う。なければそれは大問題だよ。
生徒のいない学校にも、定員通りの教員を配置して、諸経費もかけて運営している。
だとしたら、これは大変な税金の垂れ流し状態だと思わんか。
今後、高校再編も行われていくと思うけど、統廃合して数を減らせばいいとか、そういうことではないんじゃないかな。もちろん、高校再編は統廃合だけではないけれど。
実際に、1~3学区の都市部については、幸いにして子どもの数は減っていない。
公立高校の定員以上に子どもはいるってわけだ。
ということは、進路希望調査の段階から定員割れをしている公立高校は、
純粋に「選ばれていない」ということになる。
なぜ「選ばれない」のか。
よく考える必要がある、ということを言いたいわけだ。
受験生や家庭に「いいね!」と思ってもらえる、
魅力ある公立高校にするにはどうすればよいのか
今でも検討されているとは思う。
しかし、選ばれていない、魅力が伝わっていない現実がある。
だとしたら、もっともっと真剣に考えてもらいたいものだ。
就学支援金など、私立には追い風、公立には向かい風であろうが、
市民の血税を無駄にしていただきたくないからねぇ。
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