僕は、人に助けられてここまで生きてきた。
たいして成績もよくないし、自慢できるような努力もできないし、ただただ生意気な子どもだったけど、なぜか、本当に人のご縁に恵まれたと思う。
今の仕事だってそう。
中学時代に地元の「進研」という塾に通っていた。
中2で教室長が代わった。女性の教室長だった。
最初はなんとなく折り合いが悪くて。
けれど、何かに心打たれて、心酔するようになった。
この仕事で生きていこうと決めたのも、その出会いがきっかけだ。
その恩師は今、塾業界にはいないけど、いろいろとお世話になりっぱなしだ。
今日の東葛駅伝だってそう。
駅伝の楽しさを教えてくれた恩師の話は以前にも書いた。
恩師が定年を迎えるまで、僕は恩師の学校の素人カメラマン?的な役割で同行させていただいていた。
今日もいろいろと頼もしいアドバイスをもらってありがたかった。
中2まで2年間の顧問と、今でも続いているとは想像もしなかったことだ。
学生時代のアルバイト先にも恩師が現れた。
困ったときにはいつも助け舟を出してくれる人で、この人にこれ以上の苦労をさせてなるものかと、時には自分を犠牲にしてでも役に立ちたいと思える人だった。
しかも、お子さんを自宅から決して近くはない僕の塾に通わせてもくれた。
ほかにもたくさんの人生の先輩に良くしてもらった。
良いか悪いかは別にして(これは自分が決めることじゃないから)、大きな苦労をせずに今日まで生きてこられた。
僕は単純な人間だから、「すごい」って思ったら、すぐに影響を受けちゃう。
そして、忠誠心のようなものを抱いて、尽くすようになる。
なんの能力もないから、ただそれだけ。
だけど、人間味はあると思うんだ。自分で言うのも・・・なんだけど。
そう、僕の魅力は、なんだかよくわからないけど、説明不能な人間味だと思う。
でも、人間味なんて、説明できるものじゃないでしょ?
個性とはちょっと違うと思うし。
でも、こうやって自分より大人である人生の先輩方にかわいがられるというのは、生きていくうえで得しかないし、非常にありがたいことだって心底思う。
だから、進研っ子たちにも、そういう大人が現れるといいなーって思う。
自分がそうなりたい、なんて思わないよ。
僕はそういう風にふるまう大人が大嫌いだったから。
だれでもいいんだ、大人から可愛がられて損することなんて一つもない。
この人すごいなー、尊敬するなー、(生意気な言い方だけど)ウマが合うなー、って思ったら、とにかく信じて忠誠を尽くす。
そして、無理に媚びずに、自分らしくしていた方がいい。(媚びて築いた関係って、もろいものだよ)
つまり、自分を晒して義理と人情で生きていく。コツなんか、それだけだ。
あっ、、、でも最後に念のため。
ここで述べたことは、あくまでも僕の価値観だ。
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