この人たちに、すごく勉強ができる、成績が良い人ってほとんどいない。これ事実。
人間は健康が資本だから、食事は当然大事だけれど、食事を最優先にして勉強するという姿勢は、百害あって一利なしだとやはり思う。
子どもたちにはなかなか理解してもらえないんだけど、私はよく力説する。
「空腹時は、何としても食べ物を見つけ、生命を守ろう」という強大な力が働くから、「集中力」や「記憶力」「緊張感」が高まるはずだと。野生のハンターのようにね。
ネットで「勉強」「空腹」とかで検索すれば、「空腹時の方が学習効率が上がる」みたいな記事がたくさん出てくる。
私は科学者じゃないから、科学的な証明とか実証とかはそちらに任せることにする。
塾にいても、事前に「〇時になったら夕飯食べてきます」とか、「お腹が空いたのでコンビニ行ってきます」とかいう子がいるけど、「お前に飯は必要ない」と正面から突き放すことが多い。
すると、「腹が減っては戦が…」とか言う子もいる。そんな言葉が実際にあるし、全くの間違いとは思わない。
しかし、”空腹時に食事を優先する子”については、該当しない。
だって、「楽な道」を選ぼうとしているだけだから。
こういう子はたいていが、勉強の進捗が中途半端な状態でも食事を優先する。
つまり、中途半端な状況でも気にならないし、とにかく「食事という安息」を優先して確保したいということ。
それで、食事するのにもかなりの時間がかかって、食事前に勉強していたことなんて、何のことやら。
中途半端に終わらせているから、余計に頭に入る訳がない。
ちなみに、今年の受験生で成績がトップの子。
休憩中でもほとんど食事をとらないし、他の子が何か食べていても気にせずに勉強している。
「お腹空かないの?」と講師が気にして声をかけても、平気なようだ。
こうでなくては!くらいに思ってみている。
念のため言っておくけど、「何も食べるな」「食べないのが正義」とは言ってないですよ。
ちょっとお腹が空いたくらいで、それを優先しない方が良いと言いたい。
せめて、「〇ページまで終わったら、夕飯にしよう」とか勉強の目標しっかり立てて、食事を1つのモチベーションにするような勉強法にシフトしてほしい。
勉強に没頭して食事をとることなんて忘れてしまうくらい、集中できるかもしれないよ。
ちなみに、私は塾に来たら基本的に何も食べない。水分補給だけ。
食べるとすぐに眠くなるし、仕事の効率が落ちるから。
そして、仕事後のアレを楽しみに働くのだ。
今日も明日も明後日も。
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