昔の教え子たちがよく言った言葉がある。
「いつのまにか成績が上がっていた」
「なんだか自分の成績じゃないみたい」
今日、中3生がこれに近いことを言ってきた。
(去年までの成績を考えると)
「〇〇高校を目指せる成績を取っている自分に実感がない」
のだそうだ。
確かに、成績カルテを見ると、
2年生の平均偏差値と3年生の平均偏差値では8ポイント近く伸びている。
最低値と最高値じゃなくて、「平均値」の差だ。
目指せる高校の景色は全く違うよね。
この子は「勉強の成果を出すこと」の真髄を味わっている。
本人は気づいていないかもしれない。
けれど、「毎日の成果」「積み重ねの成果」ってそういうもの。
こういうところで自己肯定感も高めていってもらいたい。
振返った時に自分の成長を実感できるって素晴らしいこと。
でもそれは決して一朝一夕の出来事でなく、
じっくり時間をかけているからこその実感。
この感覚を育てることを大切にしていきたいね。


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