今や小中学校は「絶対評価」だ。
その子の能力に応じて相応に評価する。
競争を嫌ったゆとり教育の産物でもあろうか。
別にすべてを否定する訳じゃない。
すべてが「競争」になれば窮屈すぎるというのもわからないわけではない。
しかし、大人になれば、社会は常に「相対評価」だ。
人との比較だ。
「君の能力を考えればよくできたから『5』(=採用・合格)だ」
とはならない。
求められる実力に応じて、「相対評価」で判断が下される。
だから僕は絶対評価的な見方はしないんだ。
テストの結果も同じ。
「この子の能力を考えれば…」
とか考えない。
厳しいのかもしれないけど、
こういう視点で考える大人も必要だと思う。
学校の先生で「4」や「5」の基準が厳しいって思うことがあるかもしれない。
しかしそれは「子どもの将来のために厳しくつけている」と考えることもできる。
間違いなく僕はこちら側。
それに、「能力を考慮して…」って考え方、どうにもこうにも肌に合わん。
「君の能力にしては、よくできたね」
と、自分が言われたとしたら、そのように評価を得たとしたら、
喜びはおろか、もう、屈辱でしかない。
屈辱、屈辱、屈辱、、、いくつ並べても飽き足らん。
そう評価される自分に腹が立つ!
こんな感じか。
あと、今回の定期テストで感じたのは、「中1の平均点の低さ」だ。
これはかなりまずい。
校内順位がまともだったとしても、この平均点じゃ外で戦えないよと。
厳しいかもしれないけど、定期テストの平均点が低いのは、
作問する教員が求めている力がないからだ。
力のある子なら、どんなテストでも80点、90点を取ってくる。
僕は、プラス進研に通う子たちをそういう
「相対的に強い子」
に育てたいんだ。
ていうか、「塾」ってのはそもそも、
相対的な強さを身に着ける場所
じゃないのか?
補習塾みたいのが蔓延って
「塾の本質」が見失われているんじゃないか。
これこそ由々しき問題だと思う。
昔から言われていることだが
塾は魚の釣り方を教える場所だ
魚を与える場所にしてはならん。
「個別で優しく面倒見てもらって行けるところに…」
なんて考えで塾に金を払うのは愚の骨頂だ。
(まぁ、塾側からしたら、最高にいいお客さんだけどね)
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