問題を解き、丸付けをする。
その時、間違えた解答や途中式をどうするのか
次のようにする子がかなり多い
1、消しゴムで消してその上から正しい答えを書く、
2、それに堂々と赤○を付ける
(これは間違いに気づけているかどうかも定かじゃない危うい)
学校でそのように教わっているのかな。
しかし!
間違えた答えも途中式も、消さずに残した方がいい。
というより、残すべきだ。
もしかしたら、潜在的心理で、
『ミスした記録なんて消しゴムと一緒に消し去りたい』
というのがあるのかもしれない
だから、”無意識”にそうしてしまっているのかも。
まぁ、後から見ても、キレイに全部○っていう方が、美しいし気分もいい。
だが、その見た目の良さが、後々、自分の首を絞めることになる。
そもそも、問題集を解く目的を考えてもらいたい。
決して、最初から全問正解をすることではないはずだ。
人間だから100%なんてほとんどないし、むしろ100%が続く方が気持ち悪い。
大切なことは、解いて丸付けをするときに、間違えているものに対して
自分の解き方や導いた答えと解答がどうしてちがうのか
正しい知識や考え方を再確認して納得すること。
納得できない時は質問したりして解決する。
そして、その問題をもう一度”自力で”解いて、『できた』という成功体験を作る。
こうして、自力で解ける問題がどんどん増えていく。
「間違えたことを正しく修正」するためには、まず失敗と向き合うことだ。
自分の失敗を消し去ることは、自分が成長する機会を奪うことになる
だから、失敗を消しゴムで消し去るのは、絶対にNG!
さらに言えば、間違えたくない重要な場面で
消し去った失敗はよみがえってこないけど、
しっかり向き合った失敗は、いざという時によみがえってくる。
「この問題と似たやつで間違えたなー、こうやって解くんだった!」という記憶として。
僕の人生の哲学、
9勝6敗がちょうどいい
というのもこれと同じよ。
失敗を繰り返して、それに向き合って修正して、成功体験を作って。
失敗の数だけ、いろんな経験をできて成長できるんだから。
スマホの履歴のように、「履歴消去!」としないでもらいたい!
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