【いつの時代も】我慢させることの必要性

塾でのできごと
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昨日、中1の授業中にお茶を飲む子がいた。
(ちなみに、授業中の水分補給について、特別「禁止」にしてはいない。)

「飲むなとは言わないけど、本当に必要?」

と僕は聞いた。

その子は「飲まないと無理」といつもの調子で言う。
(とても無理な様子に見えない)

コロナ禍や例年の猛暑もあって、学校の授業中も水分補給に寛容な時代だし、
「昔は水筒の持ち込みも許されなかった」とか、
「水が飲みたければ、休み時間に水道水を飲めって時代だった」とか、
そういうことを言いたいのではない。

しかし、「時代が違う」と一言で片づけるのはどうかとも思う。

その水分補給は本当に必要なのか?

ここは考えられる人になってほしい。

授業45分、休憩10分の繰り返し。

休憩時間に水分補給をすれば、45分間の授業で絶対に必要というケースは少ないんじゃないだろうか。

体育の授業でもなければ、今が真夏で空調のない教室でもない。

だから、

「我慢すること」

の重要性について話をした。

塾だって1つの「社会」である。

社会生活を営む上で、「我慢」が必要な場面はいくらでもある。

その、「いざ」という時に「我慢」できる素養というのはあって困るものではない。

むしろ、それができず我儘な行動をして人に迷惑をかけてしまうことの方が問題だ。

たとえば、待ち合わせ時間に遅れそうなとき、

「どうしてもコーヒーが飲みたい」

と思ってカフェに入って遅刻する。

相手を困らせるだけでなく、最終的には自分への信用に影響するよね。

学校や塾の授業で水分補給をすることが「日常的」になってしまっていると、

いざという時にボロが出る

そんなことにもなりかねない。

普段から我慢しない人は、何気ない行動に現れる。

たくさんの人と関わり合って生活していくとき、
それぞれが自分勝手に、我儘を通そうとする。
これが日常的に起こるとしたら…

その社会が成り立たないどころか、最後は個人も成り立たなくなる。

僕は、塾がそういうことも学べる場所でありたいと思っている。

あ、ただし!

トイレだけは我慢しすぎないように!
我慢の結果が思わしくないこともあるからね!

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