「第1志望のビリ」vs.「第2志望の1位」

キャリアデザイン

これって、受験業界では永遠のテーマだよね。

よく言われるのは、塾は前者に多く、中学校の先生は後者が多いってことかな。
塾は「合格実績」がほしいけど、中学校の先生は「確実に高校に進学させる」ことを重視するという、立場の違いからくるとも言われるね。

僕個人の意見としては、塾講師になりたての若い頃は圧倒的に「前者」だったけど、今は明らかに違うんだ。

正直、どっちでもいいというか、

最後は受験生が自分で決めるべきこと

と思っている。

ほら、進学実績とかこだわらないから。

本人や家族が、「現状から考えられる高校進学後の可能性」を分かったうえで判断できればいいと思う。

今回もダイヤモンドの記事から。

「第1志望のビリ」vs.「第2志望の1位」…専門家が語る「少しでも偏差値の高い学校」を目指すことのデメリット
受験シーズンが近づくと、子どもの志望校をどこにするかは親にとっても悩みどころだ。「少しでも偏差値の高い学校に合格してほしい」と思う親は少なくないだろう。しかし、偏差値が高ければ高いほど子どもにとって良いのだろうか。教育経済学者の中室牧子氏は、著書『科学的根拠(エビデンス)で子育て』で、「第1志望のビリ」と「第2志望の1...

僕も受験生によく話している「深海魚」が登場している。

これに関しては、受験する前(模試や過去問の段階)から、「深海魚」になる可能性はわかるはずなんだよね。

それでも受験したければ、合格してから入学するまでの生活や、入学した後の学習プランをしっかり練り上げて行動に移していくことで、トップにはなれずとも「深海魚」状態(下位20%)は回避できるんじゃないかと思っている。

この記事で「深海魚」以上に考えさせられることは、

「優れた友人から受ける影響は良い影響?」

というエビデンスにもとづく分析の部分。

なるほどね、と思ったね。

レベルの高い高校に進学しても、結局できる仲間は「類は友を呼ぶ」。

それに加えて僕が考えていることは、自分とレベルの違いすぎる子の真似をしても、うまくいくとは限らないってことだ。

よくあるのが参考書とか問題集のやり方含め、勉強方法をマネしてうまくいかないパターン。

レベルの違う子はこれまでの蓄積量がそもそもにおいて違う。

それと同じ強度のことを取り入れても、土台が違うからどんどん雪崩を起こしていく。

そんなイメージだろうか。

だから、どの高校に進学するにしても、悪くても上位30%以内で耐えることができる確かな土台を育てていきたいよね。

その高校のレベル相応以上の大学に現役進学できるのが上位30%ほどという現実もあるし。

さて、みなさんは

「第1志望のビリ」vs.「第2志望の1位」

どう考えるのだろうか。

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