高校授業料を無償化した場合に、私立高校で授業料の「便乗値上げ」があるのではないか。
先日の衆議院予算委員会で話題になったみたいね。
石破総理は「便乗値上げがあって良いとは思わない」と仰ったみたいだ。まぁ正論だよね。
でもね、私学側からすれば、「生徒募集には願ってもない追い風」な訳で。
だから、僕の予測だけど、便乗値上げは当然のごとく起こると思うよ。
ただ、正確に言うと「値上げ」になるかはわからない。(以下で説明する)
ちなみに、昨年9月に開催した「私立高校進学相談会」に参加(資料参加含)した私学25校について見たら、政府がベースとしている457,000円以上の高校は3校のみだった。
でも、私学には「授業料」以外の費用がたくさんあるでしょ?
比較的金額の大きいものを挙げると、「施設費」「維持費」といったもの。
家庭の授業料負担を税金で軽減できるとわかれば、こういったその他の費用を授業料に振り分けよう。それで諸経費も家庭負担が減る。私学側も減収にはならないから、win・win と考えたとしても何もおかしい話じゃない。
ずるい?
せこい?
いやいや、私学だって「学校経営」ですからね。
変化すると考えられることはまだあって、
「特待生」
の扱いだ。
授業料給付型の特待制度がある私学、かなり多いよね。
授業料が無償化されれば、ここで他の生徒との「待遇差」をつけられなくなるから、どうするんだろうね?
私学にとっても考えなければならないことがたくさんありそうだ。
2026年度の授業料、457,000円以上に設定する学校がどのくらいになるのか見ものだ。
授業料無償化関連の記事はもう1本。
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