【あの子がねぇ~】成長を感じるお話

塾での指導

今日は受験ブログが熱すぎる。

今、22時30分なんだけど、2500PVを超えてしまった。
新記録なんてもんじゃなくて、自分が書いているブログじゃないみたい。そのくらい変な感覚を覚える。

けど、それだけ入試を終えた中3生や家族は、今年の入試がどうだったのか、自分の気持ちを安定させたくて読み漁るんだろう。
そういう時間もあっていい。そう思う。

さて、昨日の夜、小野田と話してたことなんだけど。

今年の中3男子の話。

この子は中1の春から通ってくれていた。

お父さんが一生懸命に塾を探されていて、小学生の終わりに訪ねていらした。お父さんにとっては、「掘り出し物」のような塾だったのかもしれない。僕の話にも大変共感して頂けて、入塾したんだ。

ところが、ゴールデンウイークが終わった頃にお父さんから電話をいただいた。

「残念だけど、本人が続けられないと言う。退塾させたい。」

僕としてもとても残念なお話だったけど、引き留めることは絶対にしない性分だ。
それに、お父さんの声色で、その苦渋の判断が手に取るように伝わってきたしね。引き留めたとしても、いい結果はもたらさないだろうと。

「退塾届」を記入してもらって、次の授業日に本人が持ってきて、授業前に預かった。

僕も小野田も、いたって『いつも通り』の授業をした。
(誰に『やめる』と言われても、絶対に『いつも通り』。でないと子どもたちがかわいそう)

その日の授業が終わるとき(だったと思う)に、彼が僕のところに来て、

「さっきの退塾届、いったん取消で……」

と言う。

僕は、当然「???」だし、この子いったい何を言っているんだろう?
って思ったけど、本人が言うので預かった退塾届を返した。

翌日だったかな。

お父さんから電話をいただいて、
「どんな魔法をかけたんですか!?」
「『いつも通り』に授業しただけですよ、本当に何も…」
みたいな話になって。

とりあえず、継続できることになったんだ。

1年生の定期テストは330点くらいから始まって。いたって『ふつう』の子。
なかなか抜け出せずにいたんだけど、『じっくり考えられるタイプ』というか、『考え出すとこだわれるタイプ』でもあって、ゆっくりではあったけど、着実に階段を上っていった。

それでも、1年生の時は400点に届いたことはなく、2年生の終盤になってようやく400点が見え始めるようになって、自信も徐々についてきたみたいだった。

3年生の最初の定期テストで、見たことないような点数を取って一気にジャンプアップして、僕も小野田も『突然どうしちゃったの!?』って思うような飛躍だった。

志望校選びも、いろいろとこだわり抜いて?悩みに悩んだ。
それに、想定していた以上に選べるようになったことも悩みを深くしたかもしれない。うれしい悩みだったんじゃないかな。
家族みんなが納得して決めたみたいで、「学校を見にいった時の表情がすごくよかった」とお母さんもお父さんもおっしゃった。

進学先が決まってからも、「毎日英語」の提出を続けている。英語の成績は本当に伸びた。小野田もびっくりするくらいだ。

こういう姿勢が大切だし、こういう地道な努力ができる子だから、周りの子を追い抜き、さらに「差」をつけることができた。
彼が偏差値70近い高校に進学するなんて、中1,中2の時点では想像すらできなかった。
それこそ、「『県柏』に入れればいいよねー、大成功!」って感じで。

今日も「毎日英語」が届いたみたいだ。

自分で「やろう」と決めて取り組む。これって本当に大切だし、継続の秘訣かもしれないね。

「びっくりだよねー、がんばってるよねー」って話を昨晩してた、って内容のブログだから、成長の課程はかなり端折っちゃった。お許しを!

とにかく
「中1のGW後に辞めたいって言った子が、3年間通ってくれて。今一番頑張ってるよねー。」

小野田とそんな話で盛り上がった昨晩であった。

こういう話ができるってうれしいし、有難い。

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