「位置について、、、よーい、、ドン!」
と言われたらみんな一斉に走り出すよね。
走り出すその瞬間まで、お互いの差は「ゼロ ”0”」だ。
しかし、号砲が鳴っているのに走り出さず、数秒遅れてスタートしたら…。
当然、先頭集団に追い付くのに、「必要ないはずだった力」を使うことになる。
これは勉強も同じだよ。
しかも、勉強の「フライング」は違反じゃないから、早くスタートする方が得が大きい。
多くの塾では「新年度」が3月にスタートする。だから3月の入塾が一番おすすめ。
学校の新学期より1か月ほど早くからスタートするのには、塾側の都合も含めていくつかの理由があると思っているけど、
子どもたちにとってのメリット、これももちろん大きい。
特に大きいのは、
塾通いに慣れた上で新学期をスタートできる
(=学校が始まってから新たな負担を作らない)
ということ。
よく、「学校に慣れてから考えようかな……」という考えを耳にするけど、僕から言わせれば、それは保護者の「甚大な判断ミス」。
『子どもの負担を考えて…』という子どもへの気遣いからくる判断だろうが、これを言われると、
「本当に子どものことを考えてます?」って問い返したくなっちゃう。
公立中学に通う子どもの通塾率は、中1で6割弱、中2で7割、中3で8割以上(令和3年の文科省調査)となっている。
ということは、中1の半数は入学前の3月に「よーいどん!」をしている可能性がある。
3月のスタートは本来「フライング」と言うのかもしれないが、半数以上がフライングしているのであれば、もはやこちらがスタンダードと言っても過言じゃない。
学校の新学期は、もはや「よーいどん!」ではなくて、スタートラインに取り残された状態に近い。
最近の中学校は「通塾が前提」みたいな授業をする先生もいるようで、実質1か月の遅れを取り戻すための労力たるや、想像以上のものじゃないだろうか。
ちなみに、プラス進研も多くの塾と同じように3月からが新学期。
だから、「3月に入塾してもらいたい」、というのが本音だよね。
理由1、3月から新学年の内容に入るから学校よりも先に進んでいるから
理由2、塾のルールやシステムに馴染むまでに時間がかかる塾だから(これは子も親も)
途中からじゃ入塾できない?
そんなことはないんだけど、途中から入った子たちを見ていると、やっぱり慣れるまで大変そうで。
プラス進研は『なんとなく通っていればOKな塾』じゃないから、いろんなルールとかも理解して、心地よく通えるようになるには労力が必要だなと。
勉強については厳しく鍛えていく場所だから、少しでも心地よく、楽しく通ってもらいたい。
けれど、年度途中からだと、3月からいた子たちが味わっていない負担を味わうことになって、現実以上に「この塾は厳しすぎる」って思うことになる。
これはお互いに不運なことでしょ?
やっぱり、みんなで「よーいどん!」ができる3月が楽しく長く続けられるポイントの1つだと言わざるを得ないんだ。
慣れるまでには時間がかかるからこそ、先行してはじめておくという考え方って大切だと思うよ。
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