こんなことあったなーって。
自然と思い出せるうち?に書いておこう。
まだ僕がペーペー講師の時だから20年くらい前になるのか。
当時は「特色化選抜」と「一般入試」だったかな。古いね。
一般入試の前に志願変更があって、僕を慕って?くれていた男の子が、変更前日になって、
「相談があるんですけど…」
って言うわけ。志願変更するのかなーって、ちょっと怖くなった。
なぜ?
彼の志望校は「幕張総合」だった。理由は、付き合っている女の子と「幕張総合」に通いたかったから。
ところが、女の子は突然希望を変更。「特色化選抜」で「柏陵」を受けて合格してしまった。
まさか、と思うよね。
「柏陵」って言われたら、どうしよう…。横に教室長もいたんだけど、ドキッとしてたと思う。
そしたらね、

水野先生、僕、、実は、、、その、、、

ん?

本当は、、、
『小金』に行きたいんですよ。
ずっと、『小金』に行きたかったんですよ、、、

!?!?
まぁ、ビックリだよね。
この子の偏差値は、たしか、育伸社テストで60を超えるくらいだったんだ。
中3の春に塾に来たときは50もなくて、まさに成り上がった。
僕は、この子は小金高校にいてもなんも違和感のないタイプというか、むしろぴったり!くらいに思ったし、偏差値は微妙だけど、なんとなく、『いけるんじゃね?』と思って、教室長を見ると、彼も僕に目を合わせて、『いいよ!』とサインを出した。
だから僕は

受けちゃえ!
って。
今じゃ考えられないよね。僕と教室長以外、家族も学校の先生も、みんな反対したし、無理って言ったし。先輩の講師にも、お前、責任取れないよ?って言われた。
でも、当時は怖いものがなくてね。
しかも、なんか彼の表情がすごくいい感じで、『これは受かる!』って思ったんだ。
はらはらしたけど、結果は「合格」!
当時は、「合格すりゃいい」としか考えられない新米講師だったから、これでいいんだ!と胸を張ったよね。
その時は、本当に気分のいい合格だった。
つづく。
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