【思い出話】志願変更のおもひで1

思い出ばなし

こんなことあったなーって。

自然と思い出せるうち?に書いておこう。

まだ僕がペーペー講師の時だから20年くらい前になるのか。

当時は「特色化選抜」と「一般入試」だったかな。古いね。

一般入試の前に志願変更があって、僕を慕って?くれていた男の子が、変更前日になって、

「相談があるんですけど…」

って言うわけ。志願変更するのかなーって、ちょっと怖くなった。

なぜ?

彼の志望校は「幕張総合」だった。理由は、付き合っている女の子と「幕張総合」に通いたかったから。

ところが、女の子は突然希望を変更。「特色化選抜」で「柏陵」を受けて合格してしまった。

まさか、と思うよね。

「柏陵」って言われたら、どうしよう…。横に教室長もいたんだけど、ドキッとしてたと思う。

そしたらね、

生徒
生徒

水野先生、僕、、実は、、、その、、、

ぼく
ぼく

ん?

生徒
生徒

本当は、、、

『小金』に行きたいんですよ。

ずっと、『小金』に行きたかったんですよ、、、

ぼく
ぼく

!?!?

まぁ、ビックリだよね。

この子の偏差値は、たしか、育伸社テストで60を超えるくらいだったんだ。

中3の春に塾に来たときは50もなくて、まさに成り上がった。

僕は、この子は小金高校にいてもなんも違和感のないタイプというか、むしろぴったり!くらいに思ったし、偏差値は微妙だけど、なんとなく、『いけるんじゃね?』と思って、教室長を見ると、彼も僕に目を合わせて、『いいよ!』とサインを出した。

だから僕は

ぼく
ぼく

受けちゃえ!

って。

今じゃ考えられないよね。僕と教室長以外、家族も学校の先生も、みんな反対したし、無理って言ったし。先輩の講師にも、お前、責任取れないよ?って言われた。

でも、当時は怖いものがなくてね。

しかも、なんか彼の表情がすごくいい感じで、『これは受かる!』って思ったんだ。

はらはらしたけど、結果は「合格」!

当時は、「合格すりゃいい」としか考えられない新米講師だったから、これでいいんだ!と胸を張ったよね。

その時は、本当に気分のいい合格だった。

つづく。

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