【襷リレーの裏側で】ここまで財政脆弱だったとは

日々の雑感

部活の話題が出たから、この記事も載せちゃおう。

千葉県の東葛飾地域に住む人ならご存じ「東葛駅伝」。

こちらも様々な問題を抱えているみたいだ。

5万円の出費発生で紛糾 地元が支える東葛飾中学校駅伝の岐路/上 | 毎日新聞
千葉県の松戸、野田、柏、流山、我孫子、鎌ケ谷6市の公立中学校のほぼ全校と一部の私立中学校が参加する「東葛飾地方中学校駅伝競走大会(東葛駅伝)」。創設から「4分の3世紀」を超え、社会の変容にもまれながらも東葛地域の「秋の風物詩」として定着した。その伝統行事が今、予算面の課題に直面し、岐路に立たされて
手弁当に限界…2市長の理解で差した光 東葛飾中学校駅伝の岐路/下 | 毎日新聞
10月の「第76回東葛飾地方中学校駅伝競走大会」(東葛駅伝)終了後、11月22日にあった反省会の席上で明らかになった「財政問題」。コースの安全確保に186万円が必要との試算が出され、来年以降の大会予算は今年の約100万円から3倍となる約300万円に膨らむことが判明した。費用をどう生み出すか――。議

有料記事だから、会員じゃないと全文は読めないのだけど、簡単に言うと、予算面に大きな課題があると。

来年からは選手の安全確保のため、走路員を増員する必要がある。
一時代前の感覚なら、コース沿線に所在する各中学校の教員に負担をお願いする
みたいな話になった(僕の想像)だろうけど、今の時代にそれはご法度だろう。
民間警備会社に委託するしかないとなるが、そこにかける予算がない。

試算では開催予算がこれまでの3倍になるがどうしたものか。
そんな記事だった。

でも、僕が驚いたことは、あれだけの規模の駅伝大会を、たった「100万円」の予算で開催していたという事実。

どれだけ自治体や教員の協力に『おんぶに抱っこ』状態だったのだろうか。
想像しただけで頭が下がる。

公道を通行止めにして、警察や消防も出て、白バイの先導で走るなんて、中学生にとっては有難すぎる経験だけど、関係のない人・興味のない人たちからすれば、迷惑千万な大会だ。

それこそ、この大会に関心のない教員だっているだろう。
けど、選手の担任だったり、学区内がコースで補助員を引き受けなくてはならない等の事情もあって、割に合わない手当と引き換えに休日出勤せざるをえない。
本当は本来の業務に時間を割きたいのに…と思っている先生もきっといる。

そして、そういうことを主張できる時代になった。

そこに走路員を増員となれば、記事の通り、手弁当ではもう限界だよね。

歴史ある大会を、この先50年、100年とどうやって継続していくのか。

野田と我孫子の市長が、不足額は各市が拠出して…と提案したみたいだけど、それだって市民の血税だからね。どこかに限界はあるだろう。

僕は東葛駅伝に愛着があるから今の形で長く続いてほしいと思う。

しかし、長く続けていくためには、地元の企業とかでスポンサーを募るとか、部活動の地域移行と同じで、官民が協力・連携していく必要があるように思うのであった。

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