プラス進研に通う子たちの成績層には幅がある。
だいたい、学校のテストで「トップ層の子」から、「上位50~60%」の子くらいかな。
偏差値で言うと、70近い子から50前後の子たち。
偏差値70と50って、5教科で考えるとその差は実に200点近くなる。
しかし、プラス進研はなんと「1クラス」で授業をして学力向上を実現している。
ちなみにね、偏差値65以上の子を伸ばすのと、偏差値50前後の子を伸ばすのでは、そもそもアプローチがちがうんだ。
だから、多くの塾ではクラス分けを行ったり、上位の子たちを厚遇し、それ以外の子たちに関しては、言い方は悪いが「電気代」となって、「ありがいお客様」の地位を不動のものにしているワケだ。
ということは、アプローチがちがう層の子を「1クラス」にまとめて授業して、両方の学力を伸ばすなんて不可能に思えるかもしれない。
しかし、それができちゃうところがプラス進研の強みだ。

なぜ可能なのか?
それは授業を受け持つのが僕と小野田だから。
ここは紛れもなく僕の塾であるが、僕1人が授業を行うわけじゃない。
2人で子どもたちを掌握し、それぞれのカラーで子どもたちと相対している。
僕だけが授業をしようものなら、プラス進研に通う子は半分以下になるだろう。
イメージとしては、
僕がエースを育てて、小野田が底上げしてる感じ。
僕は駅伝っ子だったから、駅伝によく例えるんだけど、
10人でタスキをつなぐ東葛飾駅伝で上位に入賞するためには、「エースの力」と「10番手の力」を兼ね備えたチーム力が必要なんだ。
「エース」は「他校のトップと渡り合える力」をつけて、「10番手前後」の子たちも「エースにおんぶに抱っこ」にならないチーム。
エースを育てるアプローチと、10番手前後の子たちが前向きに努力できるアプローチ、ここがうまく色分けされて噛みあうことで、強いチームが出来あがるという訳だ。
まぁ、そんなわけで、僕は小野田の存在にかなり助けられているのである。
と同時に、バイトの大学生に授業を任せる訳にもいかないんだ。
ちなみに、バイトの大学生は自学管理や採点、子どもたちのお悩み相談など、授業以外のところでたくさん活躍してくれている。やっぱり適材適所って大事だね。
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