中3は夏休みから「毎日国語文章題」の課題が出ている。
これはTel帳から出ていて、取り組んだら自分でシールを貼っていく方式。
毎日取り組めば、表に1枚ずつシールが増えていく。
これぞ、取り組んだことの「視覚化」だ。
そして、今月中には現代文の文章題が北海道から沖縄まで終了する。
はじめはみんなシール貼るんだよ。
でも、そのうち、1人、また1人と貼る人が減っていった。
今、毎日貼っている子は1人だけ。なんだか情けないが現実。
「よわーいチーム」の象徴だなって思って見ている。
やっていて貼らないのか、やってないから貼れないのか、僕は知らないし、
やるかやらぬか、貼るか貼らぬかの問題で、僕には正直、興味がない。
というか、僕が「ワーワー」騒ぎ立ててやらせることに価値はないじゃん。
こちらが仕掛けた号令に乗るか乗らぬか、受験する当事者たちの問題なんだから。
しかし、自分で「視覚化」することには大きな意味がある。
1、自分の取り組んだ足跡が記録される。
シールを貼るときの「今日も続けられた」という充実感が湧く。
シールの数を見て「これだけやってるんだ」という自信になる。
また、足跡があるからこその「軌道修正」も可能になる。
何よりも継続の実感が明日への勇気にもなるね。
2、今日の1題に取り組む意欲が湧く。
やりたくないな…できないな…と思ったときに、
「せっかく毎日継続してきた」「ここでストップさせたくない」
そんな気持ちが湧いてくるでしょ?
空欄があると「気持ち悪いなー」って思えるようになるよ?
空欄ばかりが人に見られて「格好悪いなー」って思わない?
3、他の人の努力が見える
取り組んだ中身は見えなくても、努力している人が近くにいるって
自分が取り組む際のエネルギーになるはず。
特に、入試はライバルの姿が見えない。自分との闘いだからね。
4、人から「応援したい」と思ってもらえる
これって大きいよね。自分1人じゃ受験は成立しないんだから。
応援したいと思われる受験生には、大事な時に幸運が訪れるもの。
これは、その努力を「誰か」が見ているから起こるんだよ。
運も実力のうちとはよく言うが、その運を引き寄せるのも自分次第。
受験生諸君、「自分自身が合格点を取るため、成績(点数)を伸ばすため」の勉強なのかもしれないが、もっと周りに興味を持つことも大事だ。
敵(ライバル)の動きを知らずして、戦略はたつの?どうやって戦うんだ?
普通は見えないライバルたちの様子を感じることができる。
受験勉強って孤独だから、これこそ集団塾の良さなんだけどねー。
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