できるだけ早くから動いた方がいい。
僕はこの業界で生きているから余計に感じるのかもしれない。
もちろん、あまりにも早すぎても…だけど。今は激動の時代だから。
うーん、3年前、つまり高校受験なら小6とか中1とか。
3年間くらい、高校の横顔を研究すれば見えてくるよ。
保護者の皆さんが高校生だった20年前とかと比較するのはさすがにナンセンス。
だけどね、せめて3年間くらいは眺めてみてもいいと思う。
眺めているとね、
○時代に合わせて改革を続ける学校
○若さや勢いのある学校
○安定感のある学校
○衰退気味の学校
などなど、その高校の真の姿が見えてくる。
わかりやすい例で言うなら、
◎2年前、突然甲子園に出て、去年と今年は県大会1回戦で負けました
◎去年は東大に3人合格したけど、今年は旧帝大全部で1人でした
こういうのを世間では「たまたまよい子が集まった」「まぐれ」「奇跡」とか言うわけで。
でも、そういうビッグニュースがあった翌春の入試では、期待感が高まって人気が出るというのもこれまた事実で…。
子どもたちの進路を「長い目で」考えて学校選択をするというのは、入学した先のことだけでなく、入学前の3年間くらいに目を通すことで期待度も信用度も醸成できると思うよ。
ちなみに、僕は進路指導をする時に、その高校の過去10年以上を見た上で、これまでの傾向から子どもたちの入学後のことを「確率論と子どもと学校の相性の掛け合わせ」で考えている。
もちろん、うまくいくパターンも、その逆も。
だって、「まぐれ」や「奇跡」を鵜吞みにして期待倒れじゃ、いかんでしょ。
だから、確率的にA高校ならこうで、B高校ならこうでときちんと話す。
あくまでアドバイスだから参考にするかしないかは、本人と家庭に任せているけどね。
だけど、これだけは言える。
子どもたちの高校卒業時の進路で「想定外」だったことはほとんどない。
まぁ、これが僕のやり方だから。
想定外が増えた(悪い意味で)とき、それは僕が看板を下ろす時だね。
以下、余談。
ちなみに、中学生の時、僕は「人任せ」が嫌だったから、高校受験の時に「確率論」で可能性の高そうな学校を調べたよ。過去10年くらいまでさかのぼってね。
「勢い」なのか「安定」なのか「衰退」なのか。傾向ってやっぱある。
それで、自分で納得して受験した。
結果、僕は3年間競技は続けられないポンコツだったけど、高3の時に全国大会に出場したのは我が校だった。
ということで、先を考えるためにもさかのぼること、早めに研究を始めることに価値ありだよ。
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