【あたり前の話】だけど意外と意識していないこと

入試に関すること

中学校には地域性があって学力格差があることは何度も書いている。

しかしだ、いくら地域によって差があるといっても、各中学校のTOP10とかTOP5、TOP3に入るようなこのレベルって、そこまで大差ないだろう。
塾に通っていたりするかもしれないし、超サラブレッド家庭で育っているかもしれない。とにかく、トップレベルはそれなりってことだ。

で、その多くは地域の公立トップ校へ進学希望であることも多い。
1学区(千葉市)なら県立千葉や千葉東
2学区(総武線沿線)なら県立船橋
3学区(常磐線沿線)なら東葛飾
4学区(印旛地域)なら県立佐倉
と、各地域にトップ校がある。

そこで、”単純計算すれば”の話だけど、
千葉県には360校の公立中学校があって、48,000人近い中3生がいる。
そして、各中学校の
1位は360人、TOP3は1080人、TOP5は1800人、TOP10は3600人いる。
割合で考えると、トップ高レベルの上位5%は約2400人いる。

柏市を含む第3学区と常磐線沿線の松戸市には、公立中学校73校に約11,800人の中3生がいる。
ということで、各中学校の
1位は73人、TOP3は219人、TOP5は365人、TOP10は730人いる。
割合で上位5%を考えると、約590人になる。
東葛飾高校の定員は240人。
千葉県は公立志願率は約80%だから、
上位5%の590人のうち80%が東葛飾を順当に希望すれば470人ほど。
約2倍だね。

ここで考えてほしいのは、この590人や470人はみんな中学のトップということ。
実力伯仲のなかで勝ち切るためには、何が重要かわかるよね?

少なくとも奇をてらった1問を正解することない。

基本的な問題で完璧に得点することだよ。

そこを勘違いする子が多いから、難問を解ける快楽に浸ってしまう。
それを大学受験の勉強にまで持ち込むもんだから、悲劇は続くというわけだ。

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