保護者面談で小野田先生が聞いた話なんだけど、
あるお母さんが中学校の保護者会に参加したら、参加者はクラスで10名ほどだったらしい。
松戸で塾をやっていた時も、その種の話はよく聞いた。
ひどいときは片手で数えられるときもあるとか…。
保護者は「子どもに普通教育を受けさせる義務」を負っている。
子どもには「その能力に応じてひとしく教育を受ける権利」がある。
中学校までは義務教育なんだよ。
学校で子どもたちがどのような教育を受けているのか、もっと敏感になった方が良いと思うんだ。
で、気になることがあれば積極的に”適切な”コミュニケーションをとればいい。
誤解しないでもらいたいが、『モンペ』と化すのとは違うからね。
あくまで、”適切な”コミュニケーションである。
(様々なことを理解した上で意見をするのはモンペとは言わない)
そりゃぁさ、共働きだとかいろいろ事情はあるだろうが、1年365日保護者会がある訳じゃない。
その時間を作るか否か、それは考え方一つなんだと思う。
よく、「学校には期待しない」とか言うけど、そういう態度が透けて見えるから、学校側もそのような姿勢になっていく。そういう側面が無いと言い切れないのではないか。
だって、期待されていないのをわかってて、一生懸命働くって相当なエネルギーよ。
選挙に投票に行かない(=参政権を行使しない=政治に参加しない)人間に、政治や地方行政に意見を言う資格はないという意見があるよね。
僕はこれに激しく同意しているんだけど、
これと同じで、学校に足を運ばない保護者に、学校の授業やテスト、評価方法、部活含む課外活動など、すべてにおいて意見や文句を言う資格はないと思う。
しかし、そういう保護者に限って、(学校や子どものことをよくわかってないのに)文句つけたりするんだよ。これ、まさに『モンペ』。
学校の先生だって、そんな保護者にとやかく言われたくはないだろう。先生の立場になれば想像できるでしょ。
いくら教員、しかも公立教員は公務員で「全体の奉仕者」だと言っても、彼らだって、公務員である前に血の通った人間だ。
とにもかくにも、子どもがどんな環境でどんな人に、どんな教育(授業も部活も課外活動も)を受けているのか、興味を持ってほしいと切に願う。
そして、学校に少しは期待してほしい。中学なら3年間、「子どもたちが1日のうちで最も長い時間、社会生活を営んでいる場所」なんだから。
しかも、子どもからしたら、自由に選んだ学校ではなく、選べても制限があるのだから。
特に、プラス進研に通う子供たちの保護者のみなさんにはね。大丈夫だろうと思っているけど。
公教育が年々弱体化している(期待できない)とするならば、その原因は保護者側にもありそうだ。
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