この手の話題は、いろんな塾の先生たちがブログなんかで書いているよね。
僕はいろんな塾の先生たちのブログを読んだりするんだけど、「やっぱりねー」「そうだよねー」って共感できることもあれば「そうなんだぁー!」って思うこともある。
で、今日は「やっぱりねー」って共感した、つまり、自分もこの20年の中で数多く経験し、さらに多くの塾講師たちも同様に感じているであろうことを書いていく。
伸びる子の話って「こうすればいいんだ!」ってなるけど、「これをしてはいけない!」って思考にはならないでしょ?
いくら、前向きに勉強するといっても、「負の知識」も持っていた方が絶対に良い。だから、今回は「こういう子は伸びない!」でいこうと思う。
まず1つめ、これを言う子は100%に限りなく近く伸びなかった。
その共通点は?
先生、〇〇が苦手なんですけど、どうすればいいですか?
うん、そうだね、君の現状を考えると△△をやるといいよ。
そうなんですね、▢▢ではだめですか?(=▢▢でもいいですか?)
……
これよこれ。
僕たち講師は、少なからず多くの子たちを見てきて、僕に関しては20年以上にもなるから、相当数にはなるよ。その経験に基づいてアドバイスをしているのに、初めから素直に聞く気はサラサラない。
だったら、
「先生、〇〇が苦手なんですけど、どうすればいいですか?」
じゃなくて、
「先生、〇〇が苦手で、▢▢に取り組もうと思うんですけどどうですか?」
って聞けばいいじゃん。
けどね、こういう子って、「否定されるのが嫌」って内心思っているから、こういう聞き方はしてこないんだよね。
「だったら聞くなよ」
って思われても仕方ないと思うよ。
そして、もれなく伸びない!
もう一つのパターンはね、
先生、〇〇が苦手なんですけど、どうすればいいですか?
うん、そうだね、君の現状を考えると△△をやるといいよ。
わかりました!
(心の中と実際の行動)
……でもやっぱり▢▢やろーっと。こっちの方がやりやすいし楽だし。
こういう子。
要は、「指示されたことをせずに、指示されたこと以外のことを許可なくやっている」
もれなく、伸びる訳がない。
一応、言っておくが、僕たちは目の前の子どもたちのことを曲がりなりにも観察し、学力や性格を把握し、その上で、最良と思うルートをアドバイスしているんだ。
しかも、それは単なるの思い付きではなくて、過去の経験に基づいての話である。
つまり、同じ学習領域についてアドバイスをするのでも、450点を取る子と350点の子と250点の子では全く違うことを言っている。
さらに言えば、同じ350点の子でも、その子の人となりを見て指示を変えるケースだってある。これが今でいう「個別最適化」ってやつでしょ。
すなわち、「その子のためになるアドバイス」なのであるから、100%言われた通りに実行すべきなのだ。
自分の力で試行錯誤なんてものは、人の指示をまず100%実行できた経験のある者でなければ不可能だ。
その繰り返しの中で、人生の究極課題ともいえる「自己解決能力」を(自分自身で)育ててゆけるのではなかろうか。
コメント