最近、スポーツジム増えたよね。
しかも、チェーンでそこら中にあって、まさにコンビニ。
もちろん同業者は競争だから、
会員になれば、「24時間営業でいつでも使える」とか、「どこの支店でも通える」とか、「どんな格好でもいい」とか、かなりハードルを下げてコマーシャルしてる。スーツに革靴でマシンを使ってるCMとか、おいおい、って思っちゃったけど。
そんなスポーツジムって、大半が「幽霊会員」と呼ばれる人(ほとんど通わない会員)たちのおかげで成り立ってる(利益が出てる)って、知ってる人なら知ってると思う。
でも、多くの幽霊会員は、幽霊になろうと思って入会してはいないからね。
「がんばって鍛えよう!」
「よーし、〇kgは痩せるぞ」
って、気合いに満ちて入会するもんだ。
でも、三日坊主とまではいかなくても、継続できる人って限りなく少ない。
それで、ほとんどの人が「ジムに行ってもなんも変わらん」って思うわけだ。
でも、そんなこと言ったら、塾だって変わらないよって。
「週1回、1教科から通塾できる」「いつでも使える自習室」
「志望校に100%合格」「○○高校□□名合格」
「安心の低価格な授業料」
とかなんとか謳ってハードル下げて、
「塾に入れば成績上がるよね」
「この塾に入れば○○高校に合格できるっ」
って気持ちにさせる。そうやって淡い期待をして塾に入る。
だけど何ら変わらない子が多い。
で、そういう子たちの授業料が、塾の家賃やら電気代やらになっているわけ。
ね?同じでしょ。
共通点は何だろうね。失敗の原因を理解して行動に移すことが大切だ。
「週1回から」とか「いつでも」とか、
何の強制力もなく、管理されることもなく、ただ通えるってことだよ。
だって、週に1回だけ授業を受けて、あとはいつでも自習しにおいで、なんて言われて自習に行く?
中学生やそこらで来るわけがない。
そこまで徹底した自己管理ができるなら、そもそも「ジム」も「塾」もその子には不要だ。
そりゃ、進路指導とか、受験情報とか、学校では教わらないけど入試で使う技法とか、そういうのを掴みに中3だけ通うってのはとても有効よ。それで十分だ。
まずは、中3の受験期までに自己管理のスキルを持たせることが大切で、そのためにはある程度強制力を持たせて取り組む必要があるはずだ。
毎日の歯みがきと同じで、毎日継続することで習慣化される。
だからプラス進研では、定期試験前を中心に「毎日通塾」してもらっているし、
テスト結果がノルマに達しないのであれば、試験前とか関係なく「毎日」通ってもらう。
で、中3の2学期からは全員が「毎日」通うことになるけど、このころまでに「自己管理」ができるようになっていることが理想。
というか、自学がメインになるから、ある程度の自己管理は僕たちも求めていくしね。
自分で考えて、自分で取り組む姿勢を作れば、あとは自分で走っていける。
そうすれば、高校入学後だって自学メインで続けられるはずなんだ。
「塾なんていらない」「塾に頼るもんか」
って思ってもらえることが、僕の目標でもある。
これじゃぁ、”商売あがったり”なんだけどねー。
コメント