授業を聞いて、板書して、その場で問題解いて。
「わかった」と思って家路につく。
「わかった」からもう大丈夫。
と思って別の問題を解く、確認テストを受ける。
正解しない……。
理由はかんたん。「できる」状態にまで仕上げていないから。
授業で解いた同じ問題、解き直している人はどれくらいいるだろうか。
少ないと思うんだ。
だが、懇切丁寧に教えてもらったその場では、わからないことの方が少ないのが当然。
だからこそ「わかった」からと言って本当に「できる」のか、疑う余地がある。
同じ問題を「自力でクリア」できたところが、「できる」の第一歩だ。
そして、類似問題や角度を変えた問題に取り組んで、本質的に理解していくのだ。
要するに「わかった」を「できる」にするには、徹底的な反復練習が必要不可欠ってこと。
地道にコツコツと。とにかく愚直に。
伸び悩む子って、ここを理解できていないケースが多い。
自分が「できる」感覚がわからないから、学力アップの扉が開かない。
だから、その先が見えない。
まずは、学力アップの扉をひらく努力をしようよ。
「できる」まで解き直す。何度でも、何度でも。
最後に、「できる」ようになるまでの道のりにはどうしても個人差がある。
だから、自分の力を知る、つまり「できなさ」を知ることがスタートだ。
それを知ったうえで、「わかった」と「できる」の溝を埋める努力をしてほしい。
「できないこと」を減らす訓練、これこそが学力アップの道しるべなのだから。
プラス進研は、定期試験3週間前からと中3の2学期以降は毎日通塾だ。
週に2回や3回の授業時間だけで効率よくなど、都合よくいかない。訓練時間は不足する。
だからこそ授業以外の「自学」による訓練時間を最大限有効活用してほしい。
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